都市部で深刻な待機児童問題

最終更新日 2024年5月14日 by nieaun

待機児童問題と働き手の不足

企業では人手が足りないとよく言われています。

主婦は子供の養育費などを考えて働きに出たいと思っているでしょうけれども、待機児童問題があるので働けない人も大勢います。

お金だけではなく主婦だって社会に出たいと思っている人はたくさんいるだけにどうやって待機児童を減らすべきかをよく考えなくてはなりません。

特に都市部は深刻です。

人口がそれだけ都市部に集中しているということもありますし、仕事も都市部にたくさんあります。

しかし、いざ働きに出ようと思っていてもハッピーマムなどの保育施設に子供を預けられないからそれもできなくて困っている家庭はとても多いです。

保育園に申し込んだとしても、入れなくてずっと待機し続けている家庭はたくさんあります。

キャンセル待ちしていたとしても、なかなか難しいでしょう。

保育園に子供を入れたい家庭がたくさんあるので、待ち続けていても空きが出ることは簡単なことではありません。

一度預けてしまうと、ずっと預け続けることもあるでしょうから、待てど暮らせど保育園には入れない人が多いです。

注目される小規模保育園

今では、小規模保育園も登場しています。

空いているスペースを使って保育施設を作ってはいますが、保育士を確保することさえ大変です。

保育士はたくさんの子供の面倒見ることになりますが、一人当たり何人の子供を見るかが決まっています。

だから、たくさんの子供を預かりたいと思っても、そう思ったら保育士をたくさん確保しなくてはなりません。

もちろん、保育園のスペースも必要ですし、保育園を作るのは決して容易なことではありません。

だからこそ、なかなか待機児童問題が解決しないのでしょう。

人手が足りない企業が多いのに、働きたい子供を持つ親が働けないのは問題です。

せっかく意欲がある人が大勢いるわけですから、これを解決しなくてはなりません。

在宅で仕事ができるテレワークの導入を進めてはいますが、それほど多くの企業が導入しているとは言い切れません。

自宅で子供の面倒を見ながらも仕事ができるわけですから、保育園に入る入らないという問題は解決するのですが、これも容易ではありません。

どうしても出社しないと難しい仕事もありますが、今ではインターネットもありますし、会議ならばテレビ電話で解決できます。

徐々にテレワークの導入の輪が広がっていますから、もっと拡大していけば待機児童を減らせるでしょう。

できる限り在宅でできる仕事は在宅でしようと企業が意識を変えることも必要かもしれません。

子供と一緒に出社できる企業もある

子供と一緒に出社できる企業も登場しています。

ガラスで仕切られた片方で親がテレアポの仕事をしつつ、もう片方の部屋では子供を保育士が面倒を見ているという企業です。

子供の様子を見ながら仕事ができるので、何か異変があればすぐに親が対処できます。

他にも赤ちゃんを抱っこしている店員がいるお店もあります。

こちらはマタニティなどの洋服を扱っているお店ということもあって主婦が働きやすいようにしているのでしょう。

授乳しながらも接客することもあります。

お客さんも幼い子供を持っている人ばかりですから、子供と一緒に働けるのかもしれません。

一部の企業では子供を職場に連れて来られるようにはなっていますが、このようなことができる企業はごく一部ですし、たいていは女性が多い企業です。

まだまだ男性のほうがずっと人数が多い企業が多いですから、職場に子供を連れて来られる企業は増えにくいかもしれません。

最近では男性も育児に対して理解するようになりました。

子供を職場に連れて来られる企業が増えることも期待されます。

男性社員の理解が進むことで保育園に預けなくても子供の面倒を見られるようになるからです。

企業内保育を考えている企業は徐々に広がりを見せています。

一部コンビニエンスストアでは2階に保育施設を作って従業員の子供を預かる試みも始まっています。

主婦の力を活用できますし、空きがあれば従業員以外の子供も預かるので地域貢献にも一役買うことになるでしょう。

まだまだこのようなコンビニエンスは少ないですが、成功すれば都市部で保育施設のあるコンビニエンスが各段に増えるかもしれません。

人手不足の企業こそ待機児童問題を解決するために力を入れる必要があるでしょう。

主婦の力を生かせるからです。

若い人材を集めるのも良いですが、少子化ですから決して簡単なことではなくなっています。

景気が回復しているわけですし、保育士を育成することも含めて企業が考えても良いのかもしれません。

法律が厳しいとは言え、保育園の規制が緩すぎてしまうと子供を安心して預けられなくなりますから、あまり規制を緩くし過ぎないほうが良いでしょう。

ハッピーマムなどの認証保育所に預けたい親御さんはたくさんいるのです。

待機児童問題を解決すれば、少子化もある程度は改善するはずです。

子育てしにくい世の中になったと思われていますが、一人一人の気持ちを改革していくことで解決できるでしょう。

当事者だけではなく、企業や地域も含めて待機児童問題を解決しなくてはなりません。