最終更新日 2024年5月14日 by nieaun
1)転職へのリスク
今や転職は珍しいことではなくなってきていますが、転職をする前にしっかりと準備をしておくことは大切です。
転職するということは新卒で就職活動するということとは全く違い、一人で動かなければいけないことが多く、体力的にも精神的にも大変なことが多いといわれています。
しかし、体調を崩してメンタル不調になることはもちろん、自分のやりたいことを我慢してまで今の仕事を続ける必要はありません。
しっかりと事前に準備をして、自分の希望する仕事に就けるようにしておきましょう。
まず、転職すると決めたときに給与については前職より良い給与になるとは限らないということを覚えておきましょう。
実際に前職より給与がアップした人は全体の3割程度、逆に下がった人も同様に3割程度いるというと統計が出ています。
その他、今までの勤続年数がリセットされますので、同世代に比べて昇給が少し遅れることもあり得ます。
こういったことをしっかりと納得した上で次の仕事を見つけましょう。
そして、基本的に活動はすべて一人で行うものであるということをしっかりと理解しておきましょう。
就職活動と違い、一緒に苦楽を共に出来る仲間はいません。
また、次の仕事が決まるまで今の職場の人に隠さないといけないというストレスや不安、悩みを抱えこまざるを得ない状況になることもあります。
また、履歴書には学歴だけでなく、職務経歴も記載する必要があり、自分が今までやってきた仕事をいかにアピールし、次の職場で自分がどのように活躍できるかを具体的かつ的確に伝える必要があるという点も就職活動と異なる点です。
学生であればある程度許されるようなことも、一度社会人を経験している以上、採用担当が見る視点も随分と変わってきます。
しっかりと一人で戦っていくぞをいう覚悟をしてから活動を進めていくようにしましょう。
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2)退職時にやるべきことは整理しておく
また、退職時の引継ぎについてもスムーズに行えるよう日頃から仕事の段取りや整理をしておく必要があります。
退職日については法律上、退職日の14日前に報告すればよいとなっていますが、実際には残務整理や業務の引継ぎ、営業職であれば取引先へ引継ぎを兼ねたあいさつ回りなど創造以上にやることが沢山あり、難しいのが現状です。
また、社員不足の会社であったり、上司から信頼されている人であれば退職を引き留められる可能性は大いにあります。
出来るだけ次の職場に迷惑が掛からないよう退職日の1~2か月前には会社へ退職の希望を伝え、退職日をきっちりと決めておきましょう。
もちろん、現職での残務整理や業務の引継ぎをきっちりと終わらせることは社会人としての最低限のマナーです。
万が一前職の残務整理や業務の引継ぎが終わらず、転職先の会社に迷惑が掛かるよう名ことになっては本末転倒です。
今後の職場の評価も変わってきますので、きっちりと終わらせておきましょう。
このように次の仕事に向かって動き出す中で、最も悩むのが面接時の「なぜ前職をやめようと思ったのか、またどうして当社に入社したいと考えているのか」という質問に対する返答でしょう。
実はこのような理由や志望動機は必ずと言っていいほど聞かれる質問です。
採用する側からしてもどうしても確認しておきたい重要な事ですし、自分を知ってもらうために素直に答えるのが良いですがあまりに素直に答えすぎてもいい人材と感じてもらえるかどうかは分かりません。
最近ではこのような質問にどのように答えるかをまとめたサイトが沢山ありますので、自分の理由や志望動機に近いものがあれば参考にし、しっかりと伝えることが出来るようにしておきましょう。
3)自分の魅力をアピールする
採用を担当する人事部の人は多くの中途採用を行っているため、応募書類や退職理由、志望動機を知るだけで、相手がどのような人物か分かる人が殆どです。
採用する側としては、書類や理由に一貫性がなく、内容も薄いうえ強いもちモチベーションが感じられない場合、本当に入社してからやっていけるかどうか不安になるという声をよく聞きます。
単に条件面で仕事を選ぶことが悪いわけではありませんが、その場合はいかにこの会社に自分が貢献できることがあるか、いかに自分が魅力的な人間かをアピールできるよう的確に伝えられるスキルを身につけておく必要があることを覚えておいてください。
転職にはネガティブな要素が多いイメージがあるかもしれませんが、実際にはその裏側にポジティブな要素がたくさん隠れています。
もし上司や同僚と合わなかったのであれば、それはもっと周囲と協調しコミュニケーションを取りながら仕事をしたいという気持ちの表れでありますし、給与が安すぎると感じていたのであれば、自分の能力ではもっともっとレベルの高い仕事ができ、その能力をフルに発揮して正当な評価を受けたいと感じている向上心があるという気持ちの表れです。
せっかく新しい未来へ進むことを決めたのですから、自分を信じポジティブな気持ちで活動していきましょう。