自費出版の魅力とは

最終更新日 2024年5月14日 by nieaun

この記事は以下のような人におすすめです

・自費出版を考えている
・自費出版のメリットや問題点が知りたい
・自費出版の費用はどれぐらいかかるの?

自費出版の魅力はやはり、自分が出したい本を出版できることで、費用は掛かるものの出版社の意向に縛られないのがポイントです。
従来は、出版というと最低でも50部や100部は作る必要があって、それを売り切るのは難しいイメージでした。
しかし近年は少部数に対応する印刷会社、製本会社も珍しくないので、昔よりもハードルが下がっているといえるでしょう。
また少ない予算でも予算に合わせて無理なく出版できるので、有志を集めて出資を募る手間が省けます。

キャリアアップにつながるビジネス書

自費出版なら気兼ねなく出したい本を出すことができる

受注生産を請け負っている会社であれば、本の注文が発生してから印刷や製本となるので、在庫を抱える心配がないです。
一般的な出版社は、売れるかどうか分からない本は取り扱いたがりませんが、自費出版なら気兼ねなく出したい本を出すことができます。
このように、自分で本を出すことが身近になり、出版しやすい環境が整い始めたことで、今後も更に注目が集まり人気が高まるものと予想されます。
似たものに同人誌がありますが、こちらはアニメや漫画を始めとした、趣味に比重が置かれる傾向です。
それから自由度の高さが同人誌の魅力ですが、全てをほぼ自分でやらなくてはいけないので、手間もお金も掛かります。
自分が作りたい本を拘って作れる意味では最高でしょうが、出版社の力を借りられる自費出版と比べると、やはり相応の体力が求められます。
資金力も本の完成度や仕上がりに影響しますから、大抵はページ数の少ない本になりがちです。

歌集なども相性の良いジャンルの1つ

同人誌ではない自費で出版する場合は、大衆受けは望めないものの、自分史や紀行文などを書いて楽しめます。
歌集なども相性の良いジャンルの1つですから、自分の作品を少しでも知ってもらいたい場合に役立ちます。
自己満足で出版することもできますが、名前を知ってもらったり作品を夜に広めたい、そういう目的でも本を出せます。
小説も自分で出せるジャンルですが、近年はネットの投稿サイトが充実していることもあり、そちらに流れている人が少なくないです。
多くの人の目に留まるのはネットですが、本当に興味を持って読みたいと思う人に送ることができるのは、紙の本でしょう。
形として残せる魅力もありますし、人から人へと伝わり、少しずつ認知される可能性に繋がります。
不特定多数の人に知ってもらう必要はない、知っている人だけ知っていれば十分、そう考える筆者にとっても自費出版は魅力的なものとなるはずです。
ただ費用を負担しなければいけないこと、少部数は売れても沢山売るのは難しく、有名になれるかは未知数といったデメリットもあります。

お金を目的とした出版には不向き

収益が出るかどうかはコストと価格によりますし、利益が出る価格設定であっても、少部数であれば手元に残るお金は微々たるものです。
つまり、お金を目的とした出版には不向きで、売れて稼ぎたいと思うなら素直に出版社に作品を売り込み、出してもらえるようにするのが正解です。
少部数で流通ルートが限られることから、短期間で爆発的に売れることはないです。
売れ残れば地道に売り切る必要が出てきますし、在庫を捌くのに長期戦になることもあります。
とはいえネットという強力なツールがありますから、活用次第で案外簡単に売り切ることも不可能ではないです。

個人の出版をサポートしている出版会社に相談する

自費出版に興味を持って挑戦してみたいなら、個人の出版をサポートしている出版会社に相談するのが良いです。
少部数でも注文を受け付けていますし、ノウハウを知っていてアドバイスがもらえますから、サポート面にも期待できます。
【参考】自費出版のメリットや費用について

レイアウトやページ組みを任せることができたり、低単価で高品質と満足度が高く、装丁にも拘れるといった魅力があります。
印刷会社に任せて製本会社で製本してもらうとなると、最低10部だったり10部単位となりますが、自費出版の出版社なら数冊程度でも作ってくれます。
気になる品質は書店に並ぶ商業出版の本と比べても遜色なく、店頭に並べられていてもおかしくない出来です。
そういう本作りができる会社は限られますが、創業から年数が経過している老舗であれば、プライドを持って高品質な印刷や製本を引き受けてくれるでしょう。
売り上げを気にせず拘りを持って本を作ることができる分、コストが嵩み1冊当たりが高くなりますが、自分の本が出せる喜びには代えがたいものです。
伝えたい内容を1冊にまとめることができますし、形にして世に送り出したり、誰かの手に渡るといった喜びの実感が得られます。
本を出した実績も残りますから、過去に自著を出版したことがあるといえる自慢ができるようになります。

まとめ

最後に自費という落ちをつける必要はあるでしょうが、本を出したことがあるという点については嘘ではないです。
手軽さやコストでいえば電子出版ですが、肌に合わないと感じる人もいますし、高齢の読者を想定する本の出版にはやや不向きです。
やはり紙の本を読んでもらいたい、そう思って出版するなら、自費で本を出す検討をおすすめします。